2009年05月10日

地球温暖化の成り立ち

「地球温暖化」に関係する成り立ちを参考に考えていきましょう。
あまり聞きなれないと思いますが、地球の気温に関しては1980年代前半までは、「地球寒冷化」と唱えられていました。
しかし「地球寒冷化」には根拠が乏しく、数々の学者が科学的に調査するに従い「地球温暖化」となっている事が判明したのです。
実は一般人の間でも「地球寒冷化」の説が広まっていましたが、1988年アメリカ上院公聴会で、「近年の暑い気象は、地球温暖化と関係していることが正しい」と発言されたことにより、「地球温暖化」説が世間一般に広がり始めました。

国際政治においても、1992年6月に行われた「地球サミット」(国際連合会議)で、気候変動枠組条約が採択されて以降、定期的な会合の場が設定されることになったのです。

気象観測技術や研究が進むにつれて、地球が温暖化に向かっており、人類が排出する温室効果ガスが重要な影響を与えていることが世界中で合意されていきました。

この合意は2001年の第3次評価報告書、2007年の第4次評価報告書などによって集約され、現在では「地球温暖化」提起から約20年の時を経ていますが、国際的な対策、対応は必要不可欠なものと認識されています。

「地球温暖化」の主要因である温室効果ガスの削減義務としては、「京都議定書」が世界的に最も大規模なものになります。
1990年代から京都議定書の目標達成に向けて様々な国々で温室効果ガスの削減が行われてきました。
しかし、欧州では削減は順調に進んでいますが、日本では削減義務が未達成となる情勢になってしまっています。


Posted by keiko at 10:30