2009年05月08日

地球温暖化の仕組み

「地球温暖化」の原因であるとされている「ガス」には様々な種類があります。
そのなかでも「二酸化炭素」は最も地球温暖化への影響が大きいガスに当たります。
化石燃料の使用が産業革命以降増え続け、その結果、大気中に含まれる二酸化炭素量も増加しているのです。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、このまま地球温暖化が進むと約90年後の2100年には、平均気温が1.8℃?4.0℃上昇すると発表しています。
地球温暖化に影響を与える温室効果ガスの排出量が最も少ない場合でも1.8℃、逆に最も多かった場合が4.0℃としているのです。

■地球温暖化メカニズム
「地球温暖化」とは皆が耳にして、ゴミの分別や節電、再利用など様々な緩和策を行っている現在ですが、そのメカニズムを説明できるでしょうか。

現在、地球全体の平均気温は14℃前後です。
これは人類が存在する重要な数値でありますが、もし大気中に二酸化炭素やメタン、水蒸気などの温室効果ガスが全く含まれていなければ平均気温は何度になるのでしょう。
その数値はマイナス19℃位とされています。  続きを読む


Posted by keiko at 03:16

2009年05月07日

地球温暖化とメタンガス

「地球温暖化」現象の直接原因と予測される温室効果ガスの増加。
中でも二酸化炭素の排出量増加がその多くを占めますが、二酸化炭素(CO2)の一人あたり排出量が多い国の順番にアメリカ、オーストラリア、カナダ、ロシア、ドイツ、イギリス、日本と続きます。

過去20年間で大気中に二酸化炭素の濃度を増加させた内訳として、その4分の3以上の大半は石炭、石油などの化石燃料の燃焼と報告されています。
一人あたり排出量を見ても分かる様に、工業、産業の進んでいるアメリカ、ロシアや日本などの「先進国」が大きな割合を占めており、「地球温暖化」緩和への重い責任を担っているのも分かります。
先進国の一人あたり排出量は、発展途上国の排出量を大幅に上回っているのです。

しかし発展途上国においても、現状では一人あたりの排出量は少ない傾向にありますが、産業、経済発展と比例して急速に増加しつつあるのです。

世界中どの国においても経済の発展と、温室効果ガスの排出を抑制する「両立」したシステムを形成することが必要なのです。

温室効果ガスは、二酸化炭素の他にもメタン、一酸化二窒素、フロンなどが挙げられます。  続きを読む


Posted by keiko at 18:11

2009年05月07日

地球温暖化と産業

「地球温暖化」の緩和対策は工業、産業界においても促進されています。
世界規格であるISO14001の取得、環境会計導入、ゼロエミッション実施、環境関連の情報開示など様々な活動が行われています。
工業、産業界において、環境推進活動は取引条件にもなっている場合も多いのです。

日本経済団体連合会は、1991年に地球環境憲章を発表し、地球温暖化に対する行動指針を示しました。
又、1997年に業種ごとに環境自主行動計画を公表しているのです。

「地球温暖化」の緩和策、対策に様々なものが挙げられますが、その行動は早ければ早いほど高い効果が得られます。
今の状況からすると、本当にすぐ行動を興さなければならないのです。
日本国におけるCO2の排出量は1990年以降増加傾向にあります。
驚くことに2001年のCO2排出量は、1990年と比べて8.2%も増加しています。
CO2総排出量の約5分の1は、運輸部門の排出量にあたり、1990年と比較して22.8%と群を抜いて高い増加傾向にあります。  続きを読む


Posted by keiko at 14:17

2009年05月07日

地球温暖化と天気

「地球温暖化」現象は様々な異常気象を誘発します。

まずは降水量の長期的な傾向を考えていきましょう。
過去10年間に北半球の中緯度から高緯度にあたるほとんどの陸地において、降水量は0.5%から1%増加しています。
逆に北半球の亜熱帯地域の降水量は同じく10年間に0.3%減少しています。
20世紀後半になると、北半球の中緯度から高緯度にあたる地域では、大雨が発生した頻度は2%から4%も増加しています。

今後も地球全体の地域において「地球温暖化」に影響のある水蒸気と降水量は増加傾向にあると予測されています。  続きを読む


Posted by keiko at 10:11

2009年05月07日

地球温暖化による生物への影響

地球温暖化によって北極圏では海氷の厚さが約40%も減少したと報告されていますが、北極圏に生息するホッキョクグマにとって、氷が減るとどの様な影響があるのでしょうか?

WWFの調査によると、ホッキョクグマが生息する最南端の地域であるカナダのハドソン湾で、通常より海氷が解けるのが一週間早かった場合、ホッキョクグマの体重は約10キロも減ってしまい、健康状態も悪化していることが報告されています。
又、驚くことにホッキョクグマのメスにおいては、北極圏の気温が1℃上昇するとその体重は22キロも減少してしまう場合もある様です。
ホッキョクグマの習性は春と秋に氷上で狩りを行うので、その氷が減少していることに大きく関係しているのです。
ホッキョクグマの食糧減は氷の下に潜んでいるアザラシなのですが、地球温暖化により北極圏の夏が長期化し、氷が溶けている期間が長くなっている影響なのでしょう。
「地球温暖化」によりホッキョクグマが痩せてしまうことは調査によって明らかになっています。  続きを読む


Posted by keiko at 06:29

2009年05月07日

地球温暖化の進み方

北極圏の状況から地球温暖化は確実に進行していると予測されます。

北極と言えば海上を覆う氷をイメージしますが、地球温暖化による気温の上昇により、その氷の面積は年々減少しているのです。
特に夏の北極における海上の氷面積は、ひと昔である1970年と比べても4分の3にまで減少しています。
これは短い期間で気温上昇による氷の減少がかなり進行している証拠です。
一年を通して気温が高いと言うことは、冬の終わりが早く、また冬が訪れるのも遅くなります。
結果、北極圏が氷で覆われる冬が年々短くなっていきます。

北極圏の夏は現在2週間ほどしかないのですが、地球温暖化の主要因である二酸化炭素の濃度が増え続けて2倍にもなれば、氷は60%も減少すると報告されています。  続きを読む


Posted by keiko at 02:26

2009年05月06日

地球温暖化とフロンガス

オゾン層破壊性質を持ち温室効果のあるフロンガス。
このフロンガスを出来るだけ排出しない様にして、回収することは私達に与えられている責任です。
ひとりひとりが意識して実行する事が求められています。

今現在の世界各先進国では、フロンガスの生産、フロンガスをしようした製品の生産は中止されています。
しかし、この取決めは1995年にされた為、それ以前に製品として生産されたエアコンや冷蔵庫などは、現在もフロンガスを排出し続けてしまっています。
案外最近の製品ですので、世界中ではまだまだ使用していると言うのが現実です。
その製品を廃棄する時にも多くのフロンガスが排出されてしまいますので、不法投棄は厳禁です。

フロンガスを回収、大気中に排出させない様に処理するために、1995年より前に生産された商品を簡単に廃棄する事はできません。
新しく買い換えを行う場合には、粗大ゴミなどで廃棄するのではなく、きちんと電気店に引き取ってもらうことが重要なのです。  続きを読む


Posted by keiko at 22:08

2009年05月06日

地球温暖化が森にもたらすもの

「地球温暖化」に大きな影響となっている二酸化炭素の濃度。
その二酸化炭素の濃度に重要な関係を持つ世界中の森林破壊について考えて行きましょう。

地球上において、実に陸地の4分の1は森林にあたりますが、その森林は、二酸化炭素を吸収し酸素を放出し、水を蓄え、大地に栄養を与えます。
しかしその豊かな森林も、あと100年余りで無くなってしまうと報告されています。
今生きている私達は100年後にはほとんどの人が生きてはいませんが、私達の子供、またその子供は間違いなく存在するでしょう。
未来の為に、森林破壊は絶対にあってはならない事なのです。

もう少し具体的に考えていきましょう。
豊かな森林、地球にとって、全ての動植物にとって、私達人間にとって、どの様な役割を持っていると思いますか?
考えている以上に森林には大切な役割があります。
地球上全ての動植物が生きていく上で、最も重要な役割です。
酸素を作り出すこと、栄養の高い水を蓄えること、大地を育てること、食べ物を作り出すことなど、生活の原則となる機能全てに深い関わりを持ちます。

ある程度の森林伐採は生きていく上で必要なのかもしれませんが、それ以上の森林伐採は私達だけでなく、地球そのものを脅かす危険行為なのではないでしょうか。
「地球温暖化」の問題を唱えているのにも関わらず、逆に「地球温暖化」を進めてしまっているのです。  続きを読む


Posted by keiko at 18:20Comments(0)

2009年05月06日

地球温暖化がもたらす異常気象

地球温暖化が原因で発生する異常気象。
「異常気象」と言われると、大型台風や大雨による洪水、干ばつなど思い浮かべますが、案外身近なところで異常気象は発生しています。
毎年毎年、「猛暑」や「暖冬」と言われていますね。
四季は1年サイクルでやってきますので、去年の暑さなんてあまり覚えていられませんが、安気に考えていては大変なのです。

地球温暖化の主要因である二酸化炭素の大気中濃度。
「環境」とか「地球温暖化」と騒がれていますが、ヨーロッパ諸国と比較して日本はCO2削減に対してあまり対策を行っていません。
石油や石炭の化石燃料を燃焼させることによって二酸化炭素は大量に排出されます。
地球の豊かな植物は二酸化炭素を吸収して、酸素を作り出してくれますが、排出量が多すぎて追いつかない現実と、森林伐採などによる木々の減少により二酸化炭素濃度はどんどん高くなっています。  続きを読む


Posted by keiko at 14:06